助産師T氏の猛攻~なぜなぜ大事件~

ついにこの事件を書く日がきた…😌

19日のパニックぶしゃ泣き後、ヨーシヨシしてくれた助産師Tさんの猛攻を受けようとは、6/21朝の私は予想だにしていなかったのだった。
20日にも何かしらあった気がしたけどあんまり記憶に無いから割愛で。

助産師Tさんによるなぜなぜ大事件、それはとある一言から始まった。

「出産タイミングの同じ初産ママたちがね、蹄さんの他にも何人かいるの。一緒にお昼ご飯食べてみようか」

そういえば今朝未明に廊下のどこかから産声とか聞こえてきてましたね、えっ、一緒にご飯…?
普通に聞き返した。おうむ返しってやつ。
「えっご飯…?」
「そう。デイルーム(病棟の待合室みたいな場所)でね。一緒に食べよう、ね?」

陰キャラスレイヤー、それは初対面ご飯。

同期でご飯行こうよ~みたいな?えっ無理~~って感じだしその威圧なに~~~??決定事項だからと言わんばかりの「ね?」とは~~??

辞退申し入れした陰キャラ全開の私に降りかかるのが、そう、助産師Tさんによる猛攻の雨。

『』は私の微々たる反撃

「えっ?どうして?」→『いや、そんな気分じゃないので』

「こんな機会なかなか無いじゃない?行こうよ」→『気を遣うし、ちょっとゆっくりしたい』

「何が嫌なの?」→『気を遣うし(2回目)、やっぱり無意識に比べちゃう気がするので…』

「人の目が気になるの?」→『いや別にこの病棟内ではそういうわけじゃ…』

「じゃあ、自分が気になっちゃうのね?」→『…(質問の意図が分からなくて沈黙)』

「大丈夫よ、行ってみよう?」→『…えっ?』

覚えてるだけでもこんなにある。Tさんの謎ボキャブラリーがすごい。

で。
人知れずMPが溜まっていたのか、助産師Tさんは大技を放ってくる。

「職場でもそうなの?嫌な記憶があるの?んっ、でもきっとあるからそんなに嫌がるのね?」

三段構えの猛攻~~~!蹄サイド完全に沈黙でーす!!
そして!更にトドメの一撃がくる~!マダンテですらもっと慈悲がある一撃じゃないかってくらい。マダンテですらMP全部使うもんな。
TさんたぶんMP使わず大技を放ってくるタイプかもしれない。
それはさておき。

「家でもそうなの?あっ、お産のときお母さんも結構パニックだったもんね?」

煽る、そう、煽るのである。この人は助産師と煽り師を兼業してる?ってレベル。煽り師って何か知らないけど。
ちなみに私すっかり気力とMP0なので完全に沈黙です。聞こえはいいけどただのシカトです。

とにかく行きません、行けません、って読経みたいに繰り返して何とか出産同期ランチを回避。

こんな事があった21日、遂に旦那さんが来てくれたのですが、それでも助産師Tさんの煽りスキルは発揮されるのです。
またの機会に書こう。
すごい、思い出しながら書いてるだけで気力が減っていく…!


あっ、ちなみに19日の真夜中、瓜さんを抱っこする事ができました!
その日夜勤の助産師さん(名札見なかったから仮にAさんで)が、「夜中でも会いに来ちゃって大丈夫ですからね~」ってさりげなく言ってたのを頼りに新生児室へ。

1回目。ガラス越し。
何人かいる赤ちゃんたち。
眼鏡もコンタクトもしていないのに、見えるわけなかったーー!…って、今なら思うわけです。
当時の私、瓜さんが分からなくてめちゃめちゃ絶望して自室に戻ってしまいました。
途中、旦那さんを連れたママさんとすれ違う。(時間的に分娩直後か帝王切開待機なのかなってイメージ)
里帰りの私、陣痛から出産・出産から1日経っても旦那さんと会えてなくて。そっか、みんな旦那さんと一緒にいられてるんだ、なんて思って一気に凹む。
部屋で咽び泣いて、ぼーっとして、もう一度新生児室に向かった。

助産師Aさんに、瓜さんに会いに来たことを伝えたら新生児室に入れてくれて、瓜さんの顔を見たら、あぁ、この子だ、この子だ、って妙に安心した。

抱っこしてみますか?
すごく優しい顔と声で訊かれて、私は何か震えながら頷いてた。

腰と肩を支えながら、ベッドから持ち上げて胸に寄せる。

抱っこ、できた!

手も腕も大丈夫かってくらいめちゃめちゃ震えてたし、おでこも首も背中も汗びっしゃびしゃの私、ついに瓜さんを抱っこできた!!

瓜さんと触れあえたのは助産師Aさんのおかげです!

いい話で締めましょう、そうしましょう。